ビジネス・ブレークスルー大学大学院 同窓会

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同窓生コラム

【同窓会会長就任挨拶】大坪直哉


「離見の見」という言葉があります。能を大成させた世阿弥が『花鏡』にて残した言葉です。『花鏡』は元来長男元雅のためだけに書かれた秘伝の書であり、それが故にいい演者になるためにはどうすればよいのか?ということが濃厚な言葉でまとめられています。

離見の見にて見る所は、即、見所同心の見なり
− 『花鏡』第6条「舞は声を根と為す」

その前後の文脈も踏まえて現代語に直すと、「いい演者というのは、観客と同じ視点で自身の姿を客観的に見ているものだ」という意味になります。

BBT大学院で学んだ私たちは、その学びを生かし、卒業後に多くの方々が社内で昇進されたり、転職時により上位のポジションに就かれていることでしょう。齢も重ね、周囲からの尊敬も得られ、自己承認もできていることでしょう。

でも果たしてそれで終わりなのか。本当にそれだけなのか。

BBT大学院同窓会は、卒業した皆さんにもう一度気づきを与える場です。同期はもちろん、期を越え、年齢を問わず、職場に戻った皆さんが卒業後に得た知見を持ち寄り、もう一度研鑽を重ねる場でありたい、そう願っています。

自分を客観的に認識することは、現代ではメタ認知という言葉で語られ、その重要性はビジネスパーソンなら誰しも認識しているものの、実現するのはなかなか難しい。でもBBT大学院卒業生なら、皆さん一人一人が誰かの「離見の見」になれるはずです。

卒業してしまうと大学院で学んだことが役立つが故に仕事で重用され(=忙殺され)、大学院と関わる機会が自然となくなってしまうことが多いと思います。でも皆さん一人一人の失敗も含めた体験が誰かの「離見の見」になるということを忘れずに、いつでも気軽に同窓会を通じて戻ってきてほしい。この同窓会ホームページがそのきっかけになればと思います。

2018年1月吉日
ビジネス・ブレークスルー大学大学院同窓会
会長 大坪直哉

[本投稿は「沿革・運営組織」のページより抜粋・再掲載したものです]