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同窓生コラム

とりあえずやってみる。その後、必ず振り返る。US16 道浦健治

とりあえずやってみる。その後、必ず振り返る。US16 道浦健治

とりあえずやってみる。その後、必ず振り返る。

US16と申します。宮城県女川町。東日本大震災で被災した現地の事業者の方々の生活再建・事業再建の力になろうと、2012年から3年間、現地に移り住み、組織に属さないで経営コンサルタントとしてもがいておりました。

行政の補助を受ける・受けないは別にして取りあえず権利は取ってもらおうと事業再建向けの補助金の申請を手伝ったり、補助金頼りでの地域再建はあり得ないことを気づいてもらおうと東北の被災者を阪神大震災で最も被害の大きかった地域のひとつである神戸市長田区連れて行ったり、はたまた自分たちで稼ぐことを実現してもらおうと地元の建設業者さん達を中心に災害公営住宅を立てるお膳たてをしたりと、とにかく希望をつなごうと、当時は悪戦苦闘の日々でした。

自分が被災地支援を続けるにはとても力不足であることを日々痛感しつつ、2015年に首都圏に戻ってきたとき、自らを成長させる学びの場として目についたのがBBTでした。同年の12月。たまたま時間が取れたので、どんなものかと大学院の説明会に参加しました。そして、「キャンパス通いをせずにオンラインで学習できる」ということが分かり、入学は即決でした。

入学した2016年の12月。せっかく学生になったのだからと、東北と熊本の被災地での活動を通じ手の被災事業者の事業再建に関する考察をテーマに、他の大学院の先生方や学生とともに、香港の大学で行われた都市計画の学会へ参加しました。

仕事やBBTの講義もある中で、プレゼン資料も移動中の飛行機の中で作るというようなかなり無謀な試みでしたが、やってみれば何とかなるもの。日本人以外の研究者の方や学生との交流を持つことができ、非常に有意義な挑戦となりました。

2017には、今度はBBTのクラスメートと中国深圳、サンフランシスコベイエリアを訪問し、企業訪問などを行いました。その時、現地の起業家の熱意に触れるということももちろん良かったのですが、一番良かったのが、数日間に渡りクラスメートとリアルに共同生活をすることができたことです。

このやりとりを通じ、お互いの人となりをある程度理解することができ、その後のオンラインでのディスカッションもやりやすくなったことを記憶しています。そして20183月。何とかBBTを卒業しました。おかげさまで、「自分でものを考える」ということを多少はできるようになった気がしています。

今後の12月には、2年前に参加した学会が今度はシンガポールの大学で開催されるので、BBTでの卒業研究のテーマを焼き直して、私は再び参加する予定です。日本のことを海外に発信すべく、論文を米国の雑誌に掲載するようにしようと企んでいます。

「とりあえず試してみる。その後、必ず振り返る」自らの意思によるこの繰り返しが、今後21世紀を生きていく上で結構大事なのかも知れないと考えています。

US16 道浦健治(みちうらけんじ)

20代の頃は、バックパッカー、米国留学など、日本から逃亡生活的なことをしていました。日本帰国後、通信系企業にて勤務したのち、経営コンサルタントとして独立しました。東北被災地では、被災者支援を通じ、たくさんのことを学ばせていただきました。

20183月にBBTを卒業しました。現在は東北や熊本の被災地の定点観測を続けるとともに、お仕事では主に都内の小規模事業者の事業承継支援に注力しています。

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